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親がいるうちに。 [家族]

うちの母はまだ53才。私が7才の時から女手ひとりで私を育てた。
20才で私を生んだから、周りから見たらまだまだ若いらしい。
私もうちのお母さん、まだ若い!って思っていた。
しかし、昨日、久しぶりに遊びに来た母が、うとうと・・・と、夕飯後に少し寝ていた。
お姉ちゃんは宿題。チビと私はテレビを見ていた。
私は、ふっと隣で寝ていた母を見た。
こんなに母をまじまじ見たのは何年振り?だろうと思うぐらい、寝ている母をずっと見ていた。
染めた髪の毛の下からは、ほとんどが真っ白い髪の毛。黒い髪の毛が生えてきていない。
目がくぼんでいて、死んだばあちゃんに輪郭が似てきていた。

53才なのに、私の中ではまだ46,7才の母が頭にあった。
初めての孫、お姉ちゃんを生んだ時から私の頭の中で母は46才で止まっていた。
スナックを経営している時の母の姿も焼きついている。
毎日店の買い物、掃除。夕方になると店に出る準備が始まる。
お風呂に入って、ばっちり化粧して、派手な服着て、香水付けて、捻挫しちゃいそうなぐらい
高いヒールで、出かけて行く。
店をやめるまで、私が高校卒業するまで本当に色々なことがあった。
当時、私は嫌だった。夜に働いている母、寂しい時間、父もいない弟もいない、誰もいないのが。
体が弱いのに、お酒で具合の悪くなる母も嫌だった。

就職して、初めての給料を見た時、初めて母はすごいんだ!と思った。
私の給料じゃ、家賃と光熱費、ちょっとの食費ぐらいの金額。
お姉ちゃんが生まれてから、自分が産んだ子、それも小学生をひとり家に残して働きに行く母の
気持ちを考えることができた。

母は今、朝の5時~10時までの仕事と、夕方5時~夜中12時までの二つの仕事をしている。
車を買い替えないとポンコツだし、貯金が底をついてきたらしい。
車も10年以上乗って、一切無駄使いはしていない。友達の多い母は、二つの仕事が同じ日に
休みだと、友達と飲みに行くぐらいだ。
すごく体が心配だが、母は楽しそうに仕事の話をする。どっちか辞めて欲しいが、
まだまだ続ける!とはりきっている。

母の好きな食べ物、外食はご馳走している。他に何ができるか?
結婚したての頃、家を買って同居するつもりだったが、今、母は「もっと年とって、動けなくなったら
面倒見て。」と言う。元気なうちはひとりでやっていた方が楽しい。とも言う。

今すぐできる事。
実家に置いてあったラジカセが、壊れていることが分かったのは去年の夏。
母は美空ひばりの大ファン!毎年、命日には横浜までお墓参りに行くほど。
音楽聴けるのは車の中だけなので、早速ラジカセを買いに行き、
美空ひばり50周年3枚組みの、ベストアルバムを買ってきた。
両方で1万円。CDの方が高かったりする。
MDとか付いているものは、私も母もチンプンカンプンなので、テープとCD、ラジオのみ。
まさか、美空ひばりのCDまで買ってきてるとは思ってないだろう。

旅行にも連れて行ってあげたい。
こうやって私がいるのも母のお陰。
こうして、ラジカセやCDを「買ってあげなよ」と言ってくれたパパがいて、
そんなパパを生んだ、お父さんやお母さん。
お姉ちゃん、チビに会えたのも、みんながいるから。
みんなに感謝しないとね。


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